グスクへの道標

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沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に 出掛けてみませんか。


ロゴ画像

撮影:安慶名グスクの城壁

沖縄県:うるま市位置図     

安慶名グスク


(アギナグスク・安慶名大川グスク)
所在地:うるま市具志川字安慶名亀甲原

★グスクの概要

  史跡指定:国指定史跡

    ・築城者:伝承では、安慶名大川按司

    ・築城形式:輪郭式

    ・標高:約49m

    ・面積:約55m×65m

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●安慶名グスクは、闘牛の盛んな旧具志川市安慶名闘牛場の南西側(亀甲原)独立した琉球石灰岩丘陵(標高48.73m)に築かれた グスクです。主郭の丘陵上部を取り囲むように外郭城壁を巡らしており、北東側の一段と高くなったところがアザナ(見張り台) と言われています。主郭へは石灰岩をうがって作られた城門があり、中に入ると左側が一の郭、右側が二の郭となっており 城壁が良く残っています。うるま市で原形に近い形で残る城跡ではトップクラスと思われます。
グスクが築かれたのは、14世紀頃と云われ、中北山系統の伊波按司の五男安慶名按司が築いたといわれています。又、このグスク にも攻防伝承があり、首里の軍勢に攻められた時安慶名軍は強く城は落ちなかったそうですが、城外から水を補給している事が 敵軍に知られたために水攻に合い落城したそうです。

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案内地図

写真1

安慶名グスクへは、安慶名交差点を栄野比向けに左折して約580m程進むと、右手に家具店のある交差点に出ます 、右折して進むと左手に安慶名城址公園があります。

概略図

写真2

城址公園の駐車場に車を停めて丘陵の左側よりに進むと標柱の建つグスク入口があり、石段がグスクへ続いています。

写真3

グスク入口にはどっしりとした標柱や説明板があり、国指定史跡を感じさせます。さあ石段を伝って登ればグスクです。

写真4

標柱の建つ入口より、ほぼ原形を保つ石段が斜面上部のグスク城門跡まで続いています。

写真5

グスクの城門跡を入り左側に進むと主郭への石段が右側に見え、途中右手に按司墓があります。

写真6

按司墓を過ぎて石段をさらに登ると、右側に大きく曲がります正面に見事な城門が開いています。

写真7

城門をくぐり抜けてから振り返って見た城門跡です、門内の石積みや閂跡等が残っています。

写真8

門をくぐり抜けて左側が一ノ郭です、郭としての原形を保っています。

写真9

門をくぐり抜けて右側が二ノ郭です、拝所もあり一ノ郭に負けない位い広いです。

写真10

中城グスクでも見られる、矢狭間と言われる城壁に開けられた穴。

写真11

なんか聖域への通路を感じさせる所です、進むと北側の城壁に出ます。

写真12

外側より外郭のアザナを見ました、どこか座喜味グスクに似た石積みに見えます。

写真13

按司墓下の外郭広場です、周りを城壁の胸壁が巡っています。

写真14

外郭の東側城壁です。

写真15

東のアザナと呼ばれる所です。

写真16

内郭の西側城壁で一瞬オッと声が出そうな奇岩で「男神」?と名を付けたい位ですが・・・

写真17

北東側の城壁です。東のアザナと呼ばれる所からの撮影です。

写真17

外郭の西側城壁です。古城を感じさせる雰囲気が漂っています。


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