グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:備瀬グスクの丘陵
備瀬グスク
(ビセグスク)
所在地:本部町備瀬歯毛端原
★グスクの概要
・史跡指定: ナシ
・築城者: ?
・築城形式: ?
・標高:約35m
・面積: ?
●備瀬グスクは、備瀬区事務所(公民館)の東側約400m離れた通称「グシク山」と呼ばれる石灰岩大地
に位置するグスクです。農業用水溜池の側の道路脇に入口が開いており、中に入ると直線の通路が奥に伸びて
います。突き当り左側は広場になっており、奥に「ミーウガン」と呼ばれるコンクリート製の拝所が建てられて
いています。グスクは禁制の地とされ、人々が近づくことはなかったそうです。
案内地図
グスクへは、海洋博記念公園をすぎて備瀬集落を目指します備瀬集落入口を過ぎて進むと前方右側に小高い森が見えて来ます。グスクのある森です。 拡大します。
海洋博公園から県道114号線を備瀬集落向けに進み、集落外れの右側にある、民家の横の道に右折して入ります。
右折して入り、約170m程進んだ先の左側にグスク入口が開いています。
道路側に開いた入口です。現在、草木に覆われている可能性があります。※2005年の撮影
道路脇の入口を入ると、直線の道路が奥の方に伸びており、突き当りは広場になっています。※2005年の撮影
グスク内には、石積み遺構が残っているらしいが、写真の通り見通しが悪く確認出来ない状態です。※2005年の撮影
ひっそりと佇む拝所の中には、北山・首里・備瀬を遥拝するための香炉が3つあり、初御願(1月)とプトチー(12月)に拝まれているそうです。※2005年の撮影
2022年2月現在のグスク
備瀬グスクの現在の入口で、桜が出迎えるように咲いています。
入口から撮影した拝所への道で、綺麗になっています。初御願の為に清掃したのか・・・。
現在の拝所周りの状況で、集落の伝統行事が生きている事が分かります。
今回、グスク域が下草もなく明るいので、グスク内の石積みが確認できます。平坦部に残る石積み。
平坦部を区切るような石積み。
同じく、平坦部を区切るような石積み。
拝所のような円形に積まれた石積み。奥に見える石積みは、畑の段差に積まれたものです。
拝所の北側、丘陵の斜面部に残る石積みです。
帰りに入口を撮影したもです。訪れるなら、この時期がチャンスです。