グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:今帰仁スクの平郎門と大隅の城壁
今帰仁グスク
(ナキジングスク・北山グスク)
所在地:今帰仁村今泊ハンタ原
★グスクの概要
史跡指定:国指定史跡
世界遺産:琉球のグスク及び関連遺産群
・築城者:?
・築城形式:連郭式(9つの郭)
・標高:約90m~100m
・面積:約78,868㎡
写真集を見る(34枚)
●三山分立時代の北山の拠点であり、その規模もさることながら要害の地に築かれ不落の構えとなって
いるグスクです。かって「尚巴志」率いる中山連合軍(総勢2.700余、船団約20隻とも言われています。)の3日3晩
の攻撃でも落ちず、策略をもって「攀安知」王の腹心を寝返らせ(裏門を開けさせたと言われています。)落城さ
せたほど堅固なグスクです。
現在、世界遺産に登録され着々と整備が進みその全貌を取り戻しつつあります。
案内地図
グスクへは、国道505号線を今帰仁村役場向けに進み、今泊の交差点を右折して北山病院側から行くのと、今泊交差点の先の交差点を右折してグスク交流センター脇に出る方法があります。
平郎門
平郎門は、入ると右側に階段が取り付いており、城壁上の武者溜まりへ出ます。さらに門の両脇には覗き穴が開いている独特の構造の門となっています。
空堀の上の曲がりくねった大隅の城壁は高く、堂々たる構えを見せています。
カーザフ上の城壁です。断崖の上を沿うように城壁が続いています。
大隅の内部です。兵馬の訓練や、石切場などがあります、さらにグスク唯一の抜け穴もここにあります。
志慶真郭より1ノ郭を見上げます。
志慶真郭の城壁は復元され、水揚げ場のある先まで続いています。
志慶真郭の城壁を県道沿いから見上げた写真です。
御内原より大隅城壁を見ました。
カーザフと呼ばれる区画で、窪地になっています。
今帰仁グスクの守護神である霊石「今帰仁金ヒャブ」です。攀安知王最後の時にこの石を切り付け自害したと伝わります。
志慶真郭の模型です。志慶真門の構造は分かってないと聞いていましたが、これからすると復元も近い様に思われます。
「東ウマーイ」と共に、「今帰仁ヌブイ」も聖地巡礼のコースです。「ムゥート今帰仁」と呼ばれる程有名です。※「ムゥート今帰仁」とは、元をたどれば今帰仁に至るという意味。
北山王「攀安知」が自害した時に、グスクの守護神の霊石を切りつけた後、志慶真川に投げ捨てたと言われています。
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