グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:シイナグスクの入口
シイナグスク
所在地:今帰仁村呉我山
★グスクの概要
史跡指定:国指定史跡
(平成22年2月・今帰仁城跡附シイナ城跡追加指定)
・築城者:伝承では:北山王統初期「湧川按司」
・築城形式:連郭式
・標高:約93m
・面積:約6,000㎡
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●シイナグスクは、今帰仁村呉我山の標高約93mの丘陵上に築かれたグスクで、築城者は北山王統初期の
「湧川按司」という説がありますが推定の域をでないといいます。築城途中で城内の湧水が涸れたので今帰仁グスク
に移ったという伝承が残っています。
シイナグスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1946年4月19日に撮影された、シイナグスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、時を70数年前に巻き戻した「空から見た沖縄」の空中写真にハマります・・・。
シイナグスクの空中写真
1946年4月19日に撮影されたシイナグスク周辺の拡大写真です。グスク一帯の丘陵や形状が分かる写真です。
シイナグスクの拡大写真
シイナグスク周辺の拡大写真。
案内地図
シイナグスクへは、呉我山の交差点を呉我山方面へ進み呉我山橋を渡ります、すぐ左側にリサイクルセンター向けの看板があり、左折して進んでY字の道路を右方向に行きますと、カーブミラーの脇にリサイクルセンターとシイナグスクへの矢印がありますので従って進めばリサイクルセンター入口です、グスク入口でもあります。
県道123号線の呉我山橋を渡って約30m位で、産廃処理場入口が左側にあり、産廃処理場(協和リサイクルセンター)の案内版が道路の角に建てられています。左折して進みます。
産廃処理場の看板とシイナグスクへの矢印のある入口を左折して入ります。奥の矢印が産廃処理場の看板。
産廃処理場の看板とシイナグスクへの矢印のある入口を左折して入り、道なり進むと産廃処理場の事務所のある入口に出ます。右側の道路角にグスクの標柱が建ってられており、右折して入ればもう少しでグスクです。
産廃場前の入口を入ると正面にもシイナグスクへの矢印が見えます。左折して進みます。
ビニールハウスの奥の右側の斜面にシイナグスクへの入口が開いています。
ハウスの右側斜面にグスクへの入口が開いています。
入口に入ると二手に分かれています、どちらからも行けます。
右側のグスク道から入ります。下草もなく歩きやすそうです。
最初に見る野面の石積み、3ノ郭の城壁と思われるますが、確信がもてません。
右側のグスク道をしばらく歩くと3ノ郭?の城壁が見えて来ます。
野面の石積みは、崩れていますが原型は保っている様です。
3ノ郭城壁?を後にしてさらに歩きます、すると前方に見えてきました一ノ郭の城壁が、手前はニノ郭の城壁でしょうか?
残念ながら一ノ郭内には下草が伸びて入れませんでした。中にあるという「涸れ井戸」を見たかったな・・・
今帰仁グスクと同じ古生期石灰岩の石積みです。
帰り道は崖沿いになっており注意して歩きます。
帰りは左側のグスク道を通って帰ります。むき出しの石灰岩の間の石積みが見られます。
この先はもうビニールハウスのある入口です。