グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:台グスクの丘陵
台グスク
(デーグスク)
所在地:中城村久場(台城原)
★グスクの概要
●中城村久場集落の背後、船の舳先に似た丘陵(標高176.2m)が台グスクとなっています。グスクへの入口は、普天間自動車学校の背後、
県道146号線沿いにあります。入口を入り、道なりに約330m位進めばグスクに到達します(※現在、台グスクの駐車場が完成しグスクへの入口も作られています)。グスクは崖の先端部に拝所と三角点が
あるだけで、遺構らしいのは見当たりません。
伝承では、中北山系の伊波按司の子が伊波グスクから分家した時、最初に台グスクを築き居城としましたが、その二代目の時に
中城グスクを築き移ったと言われます。又、護佐丸の兄の伊寿留(イジュル)按司の居城説等もあります。
台グスク一帯の空中写真(1945年)
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年12月10日に撮影された、台グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
台グスク一帯の空中写真(1954年)
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1954年10月2日に撮影された、台グスクの空中写真で、住宅跡?か畑地の後?らしい空き地が見えます。※撮影方向が違うので注意して見て下さい。
台グスクの空中写真(1945年)
台グスクの拡大写真です。
台グスクの空中写真(1954年)
台グスクの拡大写真です。※撮影方向が違うので注意して見て下さい。
案内地図
グスクへは、中城城跡の近くに普天間自動車学校があり、その道路沿いにある入口を入り道なりに進むとグスクに入れましたが。現在、ここからは入れません。※2021年現在、台グスク公園駐車場が完成し、駐車場とグスクまでの間にウッドデッキの通路が完成しています。
台グスクの駐車場
2021年現在の、台グスク公園の駐車場です。
概略図
グスク内は、戦後の住宅地造成で改変したといわれ、その規模は分らないそうです。今は拝所と三角点があるだけです。
普天間自動車学校の背後、県道146号線沿いの入口です。※2021年現在、ここからは入れず、台グスクの駐車場側から入って下さい。
県道沿い入口を入り、約200m位進んだ地点で振り返えった見た道路です。ここで道が分かれていますがグスクへは真っ直ぐに進みます。※2014年の撮影。2022年現在、ここからは入れません。
グスクの先端部、三角点の手前にある拝所です。
グスクの先端部です。一回目と二回目の写真が入り混じっているのでご了承ください。
グスクの入口側から見たグスク内です。2019年7月現在国道からグスクの先端部に擬木柵の様な物が見えます、公園工事が完成したら再度、訪れたいと思います。※2021年現在、台グスクの駐車場は完成しています。
あいにくこの日は天気がチョット悪かったせいか、景色がハッキリしません、晴れた日はさぞかしきれいだろうと思います。
現在の駐車場入口
2021年現在の、台グスク公園の駐車場入口です。
ウッドデッキの遊歩道から見た、新しく広い駐車場、設備も完備しています。
丘陵上の台グスクまで続く、森の中の(森林浴とオゾンの涼風を感じる)遊歩道。遠足等に最適の空中階段。