グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:喜友名グスクの現況
喜友名グスク
(キュウナグスク、チュンナグスク)
所在地:宜野湾市字喜友名(山川原)
★グスクの概要
・史跡指定:ナシ
・築城者:?
・築城形式:単郭式
・標高:約62.2m(米軍地形図より)
・面積:約2,000㎡(喜友名遺跡群)より
●喜友名グスクは、その姿を消すまでは、城壁で囲まれたグスクだったそうです。当初は、郡道建設で
南半分が無くなり、戦後、米軍基地の住宅建設で残りが取り壊されその姿を消したそうです。現在では、ここに
グスクが存在したことさえ人々の記憶から忘れ去られたグスクの一つです。
喜友名グスク一帯の空中写真(1947年)
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1947年1月に撮影された、喜友名グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
喜友名グスクの空中写真(1954年)
1954年の喜友名グスク一帯の拡大写真です。
喜友名グスクの拡大空中写真(1954年)
1954年10月に撮影された、喜友名グスク一帯の拡大した空中写真です。
喜友名グスクの拡大空中写真(1954年)
1954年の喜友名グスクの拡大写真です。〇囲いの中にそれらしい遺構が見える感じがしますが・・・・何とも言えない。
案内地図
現在の喜友名バス停留所から東側数10m離れた丘陵一帯にあったとされています。又、バス停近くに整備された喜友名ガーや西寄りの集落内に喜友名グスクの移設された拝所のお宮があります。
概略図
かって、断崖沿いの丘陵に野面積みの城壁を巡らし、2か所の城門を設けた喜友名グスクがありました。現在では、消滅したグスクの片鱗さえ見当たりません。
喜友名バス停留所付近です。バス停から数十メートル離れた所に喜友名グスクがあったと言われています。
バス停から見た喜友名グスクの丘陵です。この写真から見ると、かっての外人住宅の丘陵辺りは残っていそうですけど・・・
喜友名グスク当りが、軍用地に接収された時にグスク内の拝所を移転し合祀した「喜友名のお宮」です。
「喜友名のお宮」の鳥居と拝所です。喜友名グスクの中の拝所6ヶ所を移転した所です。
敷地内には拝所が3か所見受けられますが、この拝所の中には6つの香炉があるので「喜友名のお宮」と思われます。
「喜友名のお宮」の中の様子です。拝みの香炉が6ヶ所あります。
喜友名ガーの入口です。入口には湧水や喜友名ガーの石碑があります。
入口の湧水は今も湧き出ているようですが、不思議な感じです、こんな高い所で何処から水がきているのか・・・
喜友名ガーを歌った石碑です。喜友名に嫁ぎたいけれどもこの坂道の水汲みの事を考えると尻込みすると言う感じです・・
かっての喜友名集落の用水井喜友名ガーの説明板です。グスクの用水井でもあったと思われます。