グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:大湾グスクの丘陵と県企業局集水場
大湾グスク
(オオワングスク、ウフグスク)
所在地:読谷村字大湾牧原
★グスクの概要
・史跡指定:ナシ
・築城者:伝承の按司・大湾按司
・築城形式:?
・標高:約10m
・面積:?
写真集を見る(23枚)
●大湾グスクは、読谷村大湾の長田川沿い、沖縄県企業局集水場の北側丘陵上に築かれたグスクです。
現在、土地の開発で丘陵の大部分が失われており、国道沿いにその一部が残るだけです。残ったグスク内に大
湾按司の墓、ウミナイビ墓、ウフグスクの拝所、慰霊碑等が見られます。又、グスクの城壁は隣接するメーダ
グスク同様に比謝橋の改修時に取り壊されたと云われ残っていません。
・大湾按司
このグスクは、中北山系の今帰仁子の三男「大湾按司」の居城で、初代「伊波按司」、五男「山田按司」とは
兄弟に当たると言われています。
比謝矼一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年12月に撮影された、比謝矼一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
今昔マップ大正8年測図
今昔マップ大正8年の測図です。※この大湾グスクの丘陵は、今昔マップの大正8年測図を見ると元々一つの丘陵だったと思われる地形になっています。
大湾グスクの空中写真
1945年12月の大湾グスクの拡大写真です。グスクの丘陵下に米軍施設が見えており、この基地建設の折に丘陵が削られて道が出来たのではないかと思いますが・・・。
案内地図
大湾グスクは、名護向けに比謝橋を渡り少し進むと道路沿いの右側にこんもりとしたグスクの丘陵があります。
概略図
グスクの痕跡を残す丘陵の一部が残るだけで、往古の姿を偲ぶものはなく、国道の喧騒の中でひっそりとしています。
国道沿いの入口脇に大湾按司の墓があり、その側から丘陵上のウフグスクの拝所まで道が続いています。
地形復元図
「今昔しマップ」の中の米軍地形図を参考にして地形図を描いて見ました。大湾グスクの地形からは連郭式の様に見えますが・・・
グスクの南側崖下長田川沿いにウミナイビ墓があります。拝所として立派に生きています。
丘陵上には、僅かに残った広場があり、ウフグスクの拝所もここにあります。
グスク入口を入ると右側に大湾按司の墓があり、その右側に丘陵上の拝所に続く小道があります。
長田川沿いからの撮影です。辛うじて残っているのが分かります。
グスクの丘陵と大湾按司の墓。
イットカグスク マテージグスク メーダグスク 宇座グスク 座喜味グスク 瀬名波グスク 大湾グスク
渡具知泊グスク
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