グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:座喜味グスク二の郭城壁
座喜味グスク
(ザキミグスク・読谷山グスク)
所在地:読谷村宇座喜味城原
★グスクの概要
史跡指定:国指定史跡
世界遺産:琉球のグスク及び関連遺産群
・築城者:護佐丸
・築城形式:連郭式(2つの郭)
・標高:約127m
・面積:6,800㎡
写真集を見る(21枚)
●読谷村座喜味集落の北側、小高い国頭マージの台地に築かれたグスクです。グスクは二つの郭からなる連郭式
で、一の郭とニノ郭に石造りの拱門(アーチ門)があります。この城門は、現存する沖縄のアーチ門でも最古のものと見
られており、棟石の中央のかみ合う部分にクサビ石がはめ込まれた特徴をもっています。
山田グスク等の積み石を運ばせて築いた座喜味グスクに護佐丸が居住したのは17~8年程と言われており、1440年頃に中城村
に国替えになります。
戦後、米軍基地になり荒れ果てていた古城も大部分が復元されたうえ、世界遺産に登録されたことで一躍有名になり観光地
として賑わいを見せています。
座喜味グスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年12月に撮影された、座喜味グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
座喜味グスクの空中写真
座喜味グスク付近の拡大写真です。
座喜味グスクの空中写真
1945年の座喜味グスクの拡大写真です。戦時中は日本軍の高射砲陣地、戦後は米軍の通信基地となったために遺構が破壊されているのが写っています。
案内地図
グスクへは、高志保交差点から座喜味集落向けに入り約800m程進むと案内表示板があり左折して集落に入ります。道なり進むと座喜味公民館前にも案内表示板があり左折してはいります。突当りが座喜味グスクの駐車場の横になっています。
案内地図(拡大図)
当初の案内図が古く、新しい案内図を作成しました。気を付けていただきたいのは車の一方通行の流れです。集落内の道路が狭いうえ、一方通行ですので安全運転で楽しい旅になりますように願っています。
一の郭は高い城壁が巡っています。アーチ状の城壁の中ほどに城門があります。城壁の高さを得る為に階段を付けた様に思われます。
一の郭の内部です。奥に殿舎跡地があり礎石が見えます。
一ノ郭の城壁より見たニノ郭城門方面です。一ノ郭が高く感じられる所です。
二の郭の内部です。城壁の曲線美が美しく二つの城門も見えます。
二の郭の西側に向かう所です。城壁に挟まれた地形になっています。
二の郭の西側を一の郭の城壁上から見ました、絞り込むように狭くなっています。
ニノ郭の城壁を南側の松林から見ました。
東側の二の郭から一ノ郭に続く城壁です。
城壁の前面に三方を見渡せる雉(チ)を配置し防御を高めています。
西側の二の郭から一ノ郭に続く城壁です。
一ノ郭の城門よりニノ郭の城門を見ました。
座喜味グスクの城門の特徴であるクサビ石です。
座喜味グスクの説明板です。城跡に入る手前にあります。説明分を良く読んでから入った方がグスクを理解できると思います。最強の按司と言われた「護佐丸」が国替えにならず、ここ座喜味にいたなら琉球の歴史も変わっていただろう思うと・・・・
旧読谷飛行場跡地
旧読谷飛行場の跡地を、現在の地形に重ねてみました。
イットカグスク マテージグスク メーダグスク 宇座グスク 座喜味グスク 瀬名波グスク 大湾グスク
渡具知泊グスク
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