グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:安里グスクの入口と丘陵
安里グスク
(アサトグスク)
所在地:糸満市字糸州小字奥原
★グスクの概要
●糸州集落の北側丘陵に築かれたグスクで、仲間グスクと同一の丘陵上にあります。
このグスクも仲間グスク同様に明確に位置を確認する事が出来ないグスクです。仲間グスク同様
訪れたケ所の状況をお知らせします。
・入口の戦跡「陸軍病院第二外科壕」の丘陵上
・西側の古墓付近
・「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の空中写真で位置が確認出来ます。
安里グスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年12月10日に撮影された、安里グスク一帯の空中写真です。この安里グスク一帯の丘陵は戦跡の糸洲第二外科壕跡付近の丘陵以外は進入路を探す事が難しく位置不明のままでしたが、この空中写真で旧安里村の前面に当たる丘陵上にグスクの城壁遺構が写っています。右記の拡大写真をご覧下さい。
安里グスクの空中写真
1945年12月10日に撮影された安里グスクの拡大写真です。この写真で見る限り城壁遺構が残っている事が分かります。現在、鬱蒼とした木々に覆われて見る事が叶わないグスクになっています。
案内地図
安里グスクも仲間グスク同様位置確認が出来ないグスクです。ここでは、訪れた時の状況をお知らせします。
農村公園(シーサー屋)の道路沿いを名城バイパス向けに進むと丘陵の左側に農道と戦跡の入口があります。※入り口を入った所に「陸軍病院第2外科壕」の標柱があり、右側に壕があります。
戦跡の丘陵上の写真です。積み石の石らしき物がゴロゴロしています。奥にガジュマルに絡みつかれた石積みが見えます。
井戸跡か旧日本軍のタコツボ跡か分からないぐらいガジュマルに絡まれています。
戦跡の丘陵上、斜面沿いに僅かに石積みが見られます。
斜面沿いに残る石積みです。
戦跡入口の側から、丘陵の西側へ農道が続いています。
戦跡入口側の農道を歩いて行くと、古墓への道がポッカリと開いています。
農道脇の入口を入ると、石段が丘陵上の古墓に続いています。
古墓です。門中名が刻まれています。
古墓上の丘陵上に登ってみます。
古墓上の丘陵には崩れた石積みが散乱しており、奥の方に城壁らしいのも見えるので、ここら辺りがグスクではないかと思うほどです。
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