グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:垣花グスクの丘陵
垣花グスク
(カキノハナグスク、カチヌハナグスク)
所在地:南城市玉城字垣花和名盤
★グスクの概要
史跡指定:国指定史跡
●旧玉城村の垣花集落南の石灰岩丘陵に築かれたグスクで、一ノ郭とニノ郭からなる連郭式の
グスクです。古い野面積みの城壁が良く残り、周囲の崖沿いを縁取るように巡っています。
築城者は、ミントン按司の次男説と英祖王の長男(大成)から分かれた中城屋宜按司説があります。
又、島添大里按司「汪英柴」に長堂原の戦いで敗れた大城按司眞武(旧大里村の大城グスク城主)の
室(夫人)は垣花按司の娘か妹だったという説もあります。
案内地図
佐敷の新里ビラを登り親慶原を目指します、途中親慶原の交差点を左に約1.570m位進むと左側に垣花集落入口と垣花グスクの森があります。
グスクへの道
グスクの標柱の建つ集落入口を入り約160m位進むと二股の道路に突き当ります。右手にグスクの説明板が見えます。説明板の脇からニノ郭の城門跡へ登ります。
説明板の脇から、むき出しの石灰岩斜面を登って行くとニノ郭の門跡に出ます。入るとニノ郭が広がっています。
ニノ郭から一ノ郭を見た状況で下草もなく歩きやすそうです。奥に一ノ郭の城門跡が見えます。
ニノ郭の城門跡から南へ延びる城壁です。一ノ郭へと続き辿って行くと一ノ郭に出ます。
ニノ郭東側の城壁です。崖沿いの岩と岩の間を繋ぐように野面積みの城壁が続いています。
一ノ郭の城門跡です。野面積みの城門跡は崩れてはいるものの原形は保っているようです。
一ノ郭からニノ郭を見ると一段と下がった感じがします。城門へも正面から来て90°曲がらなければ入れない構造になっています。
一ノ郭の城門跡を入ると一ノ郭が右手に広がっています。奥に石積みで囲まれた屋敷跡らしい所があり、拝所(説明版を参照)があります。
一ノ郭の城門跡右側に崩れずに原形を保つ城壁が残っています。なんかもう感動ものです。
一ノ郭内部から見た南側の城壁です。特に一ノ郭周りは城壁の保存状態がいいようにみえます。
一ノ郭内から城壁の外側を見てみました。ほぼ垂直に積まれていますが、崩れていません。野面積みとはいえ凄い石工技術だと思います。
一ノ郭北側崖下に古い按司墓があり、聖域の雰囲気を醸し出しています。信仰心の高さが伺われる場所です。
按司墓に少しですけど近づいて撮影したものです。
崖沿いを縁どるように積まれた、古城の雰囲気を醸し出す野面積みの城壁。
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