グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:「火の神」の拝所と左側に残る城壁
兼城グスク
(カネグスクグスク)
所在地:糸満市字兼城
★グスクの概要
・史跡指定:ナシ
・築城者:伝承では、兼城按司
・築城形式:?
・標高:約30m
・面積:?
●南山系の兼城按司による築城とされ、兼城集落の北方、標高約30mの丘陵台地の崖沿いに築かれた
グスクです。一見住宅の入口と見間違える道を入るとすぐに、火ノ神の祀られた拝所のあるグスクの広場に
出ます。拝所は他に西側の崖沿いに「村御本神」と書かれた石碑の拝所があります。現存する城壁の石積み
は、拝所の後方と、畑地内にもそれらしい石積みが確認されます。
伝えによると兼城按司は報得川の対岸にある照屋グスクとは対立していたといいますが、「尚巴志」による
南山討伐で攻略され、武富に落ち延びたと伝えられています。
・兼城集落の石垣
沖縄県では、古い集落ほど昔の石垣が現存する住宅が多い、この兼城集落も見事な石垣を持つ住宅が多く、
是非とも、圧倒される琉球の石工技術の石積みの精巧さを見ていただきたいと思います。
案内地図
この兼城グスクへの道案内は、説明が困難なので位置図をしっかりと見ていただき、入口を見落とさない様にして下さい。
グスクへ入口
集落内のT字路から約20m弱の距離に軽乗用車が通れる程の道路があります。見落とさない様に注意して下さい。これは通り過ぎて振り返った写真です。※2012年撮影
これは同じ方向から2022年1月に撮影したもので、入口手前にあった建物がなくなり、逆に空き地だった所に建物が出来ています。
これは集落内のT字路から見たグスク入口です。
グスク入口からみた奥間グスクです。目と鼻の先にあります。
火ノ神の拝所です。
グスクの内部です。拝所の側は畑地となっています。
火ノ神の拝所の後方に、L字型の野面積みの城壁が残っています。
同じく、火ノ神の拝所後方の状況です。
グスク内の畑地にも石積みが見られますが、グスクの城壁かどうかは分かりません。
グスク内の畑地に残る石積みです。
グスクの西側崖沿いにある拝所です。「村御本神」と書かれています。
グスクから西崎方面が一望に見えます。
グスク内の広場から、入ってきた入口方向を撮影したものです。
同じく、入ってきた入口方向を撮影したものです。
集落内で見られる石積みの屋敷囲い。