グスクへの道標

沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に 出掛けてみませんか。


ロゴ画像

撮影:国道沿いから見た、真栄里グスクの丘陵。

沖縄県:糸満市位置図     

真栄里グスク


(マエザトグスク、メージャトグスク、サチナカグスク)
所在地:糸満市字真栄里(小字内間原)

★グスクの概要

    ・史跡指定:ナシ

    ・築城者:先中城按司・英祖王系中城屋宜按司

    ・築城形式:連郭式?

    ・標高:約20m

    ・面積:?

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先中城按司の居城
中城城主の四代目の時に南部地方の真栄里に国替えになり、真栄里集落の西側石灰岩丘陵に グスクを築き、移ったといいます。グスクの丘陵は東西に長く3つの郭からなる連郭式のグスク と思われ、丘陵の西端が主郭の一ノ郭となっています。
・先中城按司
中北山系の伊波按司の子供が伊波グスクから分家した時、最初は台グスクを築き居城としましたが、 その二代目の時に中城グスクを築き移ったそうです。三代目までは中城グスクを居城としていまし たが四代目の按司の時に読谷山間切りの護佐丸が中城グスクに入り、四代目の按司は南部の真栄里に 国替えになり、そこにグスクを築き移ったと伝えられています。

案内地図

写真1

グスクへは、グループホーム寿の施設内を通って入る方法と、丘陵の南側、旧偕生園跡地から斜面を通って城門跡に出る方法がありますが、ホーム側は入口が閉鎖状態で、南側も草木に覆われ入口を探せない状態です。

グスクへの道

写真2

旧偕生園跡地側より

元偕生園の跡地の石積み擁壁に階段があり、丘陵斜面のグスク道に通じていて、東側の城門跡に出ます。現在では草木に覆われ入口を探すのも困難な状況です。

写真3

元偕生園の跡地の入口からグスク道に入り、途中振り返って見たグスク道です。

写真4

斜面のグスク道を上がって行くと、それと分かる城門跡に出ます。

写真5

グスク内から見た城門跡です。

写真6

グループホーム側の入口です。グスクの標柱もここに建てられています。しかしグループホームの入口は閉ざされ、入れません。グスクへは、グループホームの方から了解を得てから入る事をお勧めします。

写真7

グループホーム側の城壁です。この丘陵の東側は平坦でグスクの弱点を補うためか、城壁の幅が広く高さがあった事が想像出来ます。

写真8

標柱の建つグスク入口を入った所の城壁です。幅があります。

写真9

グスク内を仕切る石積みです。グスクの西端が主郭と言われますので、中を仕切る城壁が二箇所あるという事です。

写真10

グスク内の通路はコンクリート舗装され、丘陵の西端まで続いています。

写真11

グスク内の通路です。久しぶりにグスク内を気持ち良く歩けます。

写真12

丘陵の西端にある拝所でターチュージョーと呼ばれています。

写真13

グスク内の通路脇には、この様に拝所が点在しています。※この真栄里グスクの中の拝所については、「沖縄村落社会の祭祀的世界沖縄本島南部・真栄里の調査から」の著書にあるそうですが、興味のある方は「糸満市立中央図書館」で調べてみて下さい。

写真14

国道沿いから見た、グスクの丘陵と入口。


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