グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:「写真が語る沖縄」より摩文仁から見た大渡方面(1965年10月)
オドサドグスク
(オドサドグスク・里グスク)
所在地:糸満市字大渡南東
★グスクの概要
・史跡指定:ナシ
・築城者:?
・築城形式:?
・標高:約50m
・面積:?
・オドサドグスク位置の考察
●糸満市字大渡の南東約800mの丘陵上に位置し、屋敷跡の遺構と考えられる石敷きが見られるそうですが、グスクとの関連は不明との事。このグスクも位置を探す事が難しいグスクでしたが、「沖縄県公文書館」の空から見た沖縄のなかでそれらしい空中写真が見つかったので、皆さんの目でも確認して下さい。
オドサドグスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年12月10日に撮影された、オドサドグスク一帯の空中写真です。グスクは大渡の南東約800mの丘陵に位置するとされており、この空中写真を見ると赤い丸印の中の正方形の形をした遺構がそうだと思われますが、皆さんの見た感じはどうですか・・・。
オドサドグスク?の拡大写真
1945年12月10日に撮影されたオドサドグスク?の拡大写真です。この空中写真を見る限り付近一帯に遺構らしきものは他に見当たりません。
オドサドグスク一帯の現況
2024年9月現在のオドサドグスク一帯の空中写真(グーグルアース)です。いつの間にか一帯は鉱山になっています。
1945年の写真に現況を重ねて見ます
現在の写真を1945年の写真に重ねてみました。重ねた写真に大きなミスがない限り、もうオドサドグスクらしき遺構も消滅したものと思われます・・・。
ガーラグスクの位置は何処か?
1945年12月10日に撮影されたオドサドグスク一帯の写真です。さつきの城団地の造成工事で消滅したと思われるガーラグスクの位置を想像して見て下さい。
情報は、大渡の南東約800mの丘陵(標高約50m)にオドサドグスクが位置し、その大渡の東方約500mの丘陵(標高約45m)にあったと記載されていることから両グスクの間隔は約300m。又、オドサドグスクの丘陵の西側直下に位置したとも言われています。後は皆さんの想像にお任せします・・・。
さつきの城団地と丘陵
現在のさつきの城団地と背後の丘陵です。いい天気ですね、穏やかな気分になります。