小禄グスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1947年1月29日に撮影された、小禄グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
小禄グスクの空中写真
1947年1月29日に撮影された小録グスクの拡大写真です。グスク一帯の丘陵の形状が分かる写真です。
1959年の小禄グスク空中写真
1959年7月30日に撮影された小録グスクの拡大写真です。小録小学校が出来て、森口公園の整備工事も進んでいます。
案内地図
モノレール駅小禄の手前、小禄(北)交差点を左折して進むと右側に田原公民館がある交差点が見えてきます。左折して入り約340m程進むと左側に石碑の建つ緑地公園があり、左折すると森口公園です。
概略図
森口公園の中を真っ直ぐ進むとグスクの正面に出ます。小さな段差を二つ上がった右側の森の中がグスクとなっており、入口から奥の遥拝所迄拝所や墓が点在しさながら聖域の様相を呈しています。
石碑の建つ緑地公園を左折して入った所です。奥に公園入口とトイレが見えます。
公園入口の道路右側の丘陵が森口公園になっています。当初拝所も多くあり広さもあるのでここが小禄グスクと勘違いしました。
森口公園内の広場です、この丘陵の頂上部はグスクと勘違いしてもおかしくない様相を呈しています。
公園入口の先で左折して入った駐車場です。奥に小禄グスクの森が見え環境:〇です。
グスク入口を入った所から撮影、奥に遥拝所が見えます。ちなみに手間のアミタボーリガーのアミタボーリは(雨を下さい)と言う意味だと思いますが・・
奥の遥拝所入口と金満御嶽です。手前左側の岩下にも拝所があり、右側にも大岩の間に小広場があり拝所と墓があります。
遥拝所手前の右側にある小広場です。奥のほうに小広場があり、中に墓や拝所があります。
グスク内に入ってすぐ右手に拝所があり、その背後の奥にも墓と拝所が点在しています。
遥拝所手前の左側斜面に、下の園路に続く階段があり、途中右手に火ヌ神の祠があります。
大岩への階段を上がった広場にある拝所です。ウトゥーシ所と書かれたニービ石の石碑があります。
火ヌ神の階段を下りた園路の側にある井戸跡です。このグスクは拝所それぞれに名前の刻まれた立派な石碑が建てられています。
この小禄グスクの入口右側に、小禄鏡原郵便局方面に降りる道が開いています。
小禄グスクの入口側からみた全景です、この森口公園は丘陵全体が公園なのか、小禄グスクの丘陵の手前までかハッキリ分かりませんので、説明に誤りがあるかもしれませんのでご容赦下さい。
小禄小学校方面から見た、小禄グスクの丘陵。
小禄グスク地形図
今昔マップの米軍作成の地形図を元に、グスクの丘陵を復元してみました。
小禄グスク地形図
米軍作成の地形図に、現在の森口公園の施設を重ねてみました。公園周囲は住宅化されていますが、公園内部は手付かずのままの地形を保っています。このグスクはこれからも公園として、大事にされていくと思います。