グスクへの道標

沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に 出掛けてみませんか。


ロゴ画像

撮影:小禄グスクの金満御嶽とウトゥシへの入口

沖縄県:那覇市位置図     

小禄グスク


(ウルクグスク、カニマングスク)
所在地:那覇市字小禄(森口原)

★グスクの概要


●那覇市字小禄の森口原、小禄小学校東側標高約42m~50mの石灰岩丘陵に築かれたグスクです。隣合わせに 森口公園があり、駐車場やトイレも完備し訪れ易いグスクの一つです。
伝承では、中山王「察度王」の弟「泰期金満按司」が城主として伝わっています。城壁は明治時代に崩されて垣花集落 方面に運ばれたといわれ、その遺構を見る事は出来ませんが、金満御嶽、遥拝所、火ヌ神、井戸跡等が残りここに グスクがあったことを物語っています。

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小禄グスク一帯の空中写真

写真0-1

「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1947年1月29日に撮影された、小禄グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。

小禄グスクの空中写真

写真0-2

1947年1月29日に撮影された小録グスクの拡大写真です。グスク一帯の丘陵の形状が分かる写真です。

1959年の小禄グスク空中写真

写真0-3 width=

1959年7月30日に撮影された小録グスクの拡大写真です。小録小学校が出来て、森口公園の整備工事も進んでいます。

案内地図

写真1

モノレール駅小禄の手前、小禄(北)交差点を左折して進むと右側に田原公民館がある交差点が見えてきます。左折して入り約340m程進むと左側に石碑の建つ緑地公園があり、左折すると森口公園です。

概略図

写真2

森口公園の中を真っ直ぐ進むとグスクの正面に出ます。小さな段差を二つ上がった右側の森の中がグスクとなっており、入口から奥の遥拝所迄拝所や墓が点在しさながら聖域の様相を呈しています。

写真3

石碑の建つ緑地公園を左折して入った所です。奥に公園入口とトイレが見えます。

写真4

公園入口の道路右側の丘陵が森口公園になっています。当初拝所も多くあり広さもあるのでここが小禄グスクと勘違いしました。

写真5

森口公園内の広場です、この丘陵の頂上部はグスクと勘違いしてもおかしくない様相を呈しています。

写真6

公園入口の先で左折して入った駐車場です。奥に小禄グスクの森が見え環境:〇です。

写真7

グスク入口を入った所から撮影、奥に遥拝所が見えます。ちなみに手間のアミタボーリガーのアミタボーリは(雨を下さい)と言う意味だと思いますが・・

写真8

奥の遥拝所入口と金満御嶽です。手前左側の岩下にも拝所があり、右側にも大岩の間に小広場があり拝所と墓があります。

写真9

遥拝所手前の右側にある小広場です。奥のほうに小広場があり、中に墓や拝所があります。

写真10

グスク内に入ってすぐ右手に拝所があり、その背後の奥にも墓と拝所が点在しています。

写真11

遥拝所手前の左側斜面に、下の園路に続く階段があり、途中右手に火ヌ神の祠があります。

写真12

大岩への階段を上がった広場にある拝所です。ウトゥーシ所と書かれたニービ石の石碑があります。

写真13

火ヌ神の階段を下りた園路の側にある井戸跡です。このグスクは拝所それぞれに名前の刻まれた立派な石碑が建てられています。

写真14

この小禄グスクの入口右側に、小禄鏡原郵便局方面に降りる道が開いています。

写真15

小禄グスクの入口側からみた全景です、この森口公園は丘陵全体が公園なのか、小禄グスクの丘陵の手前までかハッキリ分かりませんので、説明に誤りがあるかもしれませんのでご容赦下さい。

写真16

小禄小学校方面から見た、小禄グスクの丘陵。

小禄グスク地形図

写真17

今昔マップの米軍作成の地形図を元に、グスクの丘陵を復元してみました。

小禄グスク地形図

写真18

米軍作成の地形図に、現在の森口公園の施設を重ねてみました。公園周囲は住宅化されていますが、公園内部は手付かずのままの地形を保っています。このグスクはこれからも公園として、大事にされていくと思います。


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