グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:「月代宮」への入口
佐敷グスク
(サシチグスク、ウィグスク)
所在地:南城市佐敷字佐敷
★グスクの概要
史跡指定:国指定史跡(2013年)
●琉球の英雄「尚巴志」の居城
佐敷小学校横の鳥居をくぐり、坂道を登って行くと佐敷グスクに至ります。グスクは、
頂上の一ノ郭より下方に向かって段々上に平場を持つ連郭式のグスクとなっています。近年の
重要遺跡確認調査で周囲の斜面は石張り、段々上の郭は石積みで区画されている事が分かって
来ています。さらに範囲確認調査が進む事で佐敷グスクの縄張りが判明する事に期待が膨らみます。
又、このグスクは琉球の三山統一を成し遂げた英雄「尚巴志」の生まれ育ったグスクとしても
有名です。
佐敷グスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1962年10月25日に撮影された、佐敷グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
佐敷グスクの空中写真
1962年10月25日に撮影された佐敷グスクの拡大写真です。
佐敷グスクの空中写真(1947)
同じく佐敷グスクの拡大写真です。まだ道路が整備されてない頃で、上グスク之嶽付近に堀切らしいのが見えます。グスク内及び周辺にみえるのは米軍施設か?。
佐敷グスクの空中写真(1962)
同じく佐敷グスクの拡大写真です。
案内地図
佐敷グスクは探し易いグスクの一つだろうと思います。知念向けに進み佐敷小学校を過ぎてすぐ右側に大きな鳥居があります。右折して鳥居をくぐり道なりに進むとグスク前に出ます。
縄張り図と周辺遺跡
佐敷グスクの標識の中の縄張り図と周辺遺跡の説明図。※拡大します。
地形図
佐敷グスクの地形図に色付けをしてみました。
佐敷小学校前の歩道橋から撮った写真です。佐敷小学校入口のすぐ先に大きな鳥居の建つ道路が見えます。佐敷グスクへの入口です。
佐敷小学校を過ぎてすぐ右折し、鳥居をくぐる様にして進みます。約280m程進むと、グスク入口です。
道なりに坂道を登って行くと、左側にグスク入口が見えて来ます。入口を入ると、大きな広場になっています。
グスク入口を入った、左側にある「内原の殿」。
「内原の殿」の説明板。
広場の奥から撮影したものです。
頂上部への階段入口です。段差のついた平場を見ながら登ると「月代宮」前に出ます。
入り口階段を上がった所から「月代宮」を撮影したものです。
前の写真と同じ位置の右側にある、佐敷グスクの「カマド跡」。
「カマド跡」の説明板。
階段を上がった所の拝殿から見える「月代宮」。
同じく、「月代宮」。
同じく、郭の中から「月代宮」を撮影。
「月代宮」の背後にある「上グスク之嶽}。この拝所は「東御廻り」の一つとされるが、元々この場所にあったのかは、定かではないと言います。(説明板より)
上グスク之嶽」の説明板。
上グスク之嶽」の背後に土塁の様な盛り上がりのヶ所があります。石積みが崩れたようにも見えるし・・・・気になる。
「月代宮」の位置する郭の状況です。
拝殿から、階段下を見たものです。一旦、グスクの外に出て佐敷グスクの見張り台の跡にある「タキノー御嶽」の遥拝所とグスクの用水井「親川(ウエーガー)」に向かいます。
グスクの側の道路から、右へ分かれる道があり、道路脇に「タキノー御嶽」への遥拝所があります。※矢印が「タキノー御嶽」への道。
遥拝所と「タキノー御嶽」の標柱。
「タキノー御嶽」標柱の説明板。
佐敷グスクの用水井「親川」へ向かいます。
用水井「親川」と説明板。
用水井「親川」。
用水井「親川」の説明板。
順番が違いますが、「カマド跡」の側に石段の旧道?があります。
石段の上、拝殿の側に建てられている碑。
上から振り返って撮った石段の写真。
佐敷グスクの説明板です。グスクを中心に周辺の遺跡が記載されています。
最後に、佐敷グスク入り口の手前、左側にある「佐敷ヌル殿内」です。