グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:瀬長グスクの現況(丘陵部が失われています。)
瀬長グスク
(セナガグスク、シナガグシク)
所在地:豊見城市瀬長島
★グスクの概要
・史跡指定:ナシ
・築城者: ?
・築城形式:?
・標高: ?
・面積: ?
●瀬長島は、那覇空港南側にある小島で、その島の東側に瀬長森と呼ばれる小高い丘があり、その中でも
一際高くなった所に瀬長グスクが築かれていたといいます。戦前まで瀬長の御嶽と呼ばれる大岩の周りに、城壁の
跡が僅かに残っていたそうですが、戦後、米軍の弾薬庫となったために島の地形が変貌し、グスク跡も失われた
ようです。現在では遥拝所だけが崖下に残るだけです。
最後の城主は、南山王の三男が瀬長按司となり瀬長グスクに配されますが、南山滅亡のおり中山軍の攻撃を受けて
落城したそうで、水攻めであったと伝わります。
案内地図
現在、大型リゾートホテルが建ち、島内一周の道路や駐車場が整備されリゾート地となっています。唯一島内入口の一角に瀬長グスクの標柱が草に埋もれそうになりながら建っているだけです。
地形復元図
瀬長島の旧地形図を「今昔しマップ」の地形図を参考に復元して見ました。戦後の米軍による弾薬庫の造成工事や、近年のホテル建設工事等で旧地形は完全に失われております。
瀬長島に着く手前からの撮影です。左側が駐車場になっており、正面の崖下に拝所(最近の地図で、瀬長グスクの下ウガンの表示)があります。
国道331号線の瀬長交差点を瀬長島向けに進むと、瀬長島のつけ根の拝所(瀬長グスクの下ウガン)のある一角に着きます。道路途中の頭上を那覇空港へ離発着する飛行機が通るので必見です。
拝所から振り返って入口側を見ました。
標柱の建つ入口から斜面に登ると崖下に拝所があります。
2004年の状況写真です。
かって、瀬長集落のあったところと思われる場所は、グラウドや芝生広場になっています。
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