グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:2021年現在の、當間グスクの丘陵と入口。
當間グスク
(トウマグスク)
所在地:糸満市字喜屋武小字大石原
★グスクの概要
・史跡指定:ナシ
・築城者:?
・築城形式:?
・標高:約50m
・面積:約南北50m、東西約20~30m
●グスクは、糸満市字喜屋武小字大石原に位置し、上里加圧機場から當間坂(トウマヒラ)に出る左側の
石灰岩丘陵に築かれています。グスクは三方が崖状で、南側の傾斜地に城門を開けて、高い城壁を築き
防御力を高めた構造になっています。築城者は分かりませんが、上里グスクの支城ではないかと推測されて
います。
当間グスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年12月10日に撮影された、当間グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか、懐かしい風景や見た事がない各地の空中写真がいっぱいあります。
当間グスクの空中写真
1945年12月10日に撮影された当間グスクの拡大写真です。
案内地図
グスクへは、束辺名グスクの入口をすぎて上里加圧機場を目指します。上里加圧機場の側から當間坂に出る左側の丘陵がグスクとなっています。
グスクへの道
上里集落から束里集落に抜ける道を左折して束辺名グスク向けに進みます、束辺名グスクの入口を過ぎて道なりに進むと上里加圧機場の側に出ます。正面の右側の丘陵がグスクになっています。
上里加圧機場の側の道路です。右折すると當間坂になっています。正面が民間の敷地で、右側がグスクのある丘陵です。※2015年撮影。
上里加圧機場からの撮影、残念ながらもう入れる状態ではないと思います。※2021年撮影。
上里加圧機場から當間坂に右折せず、民間の敷地に真っ直ぐに入ります、敷地の右側にコンテナが置かれています。※2015年撮影。
「琉球グスク研究」當間嗣一著書のなかでは、手前のコンテナの後ろからの進入ですが入れず、奥の小さいコンテナの側から入りました。
※2021年現在の広場の状況です。入口にトンブロックが置かれて車では入れません。コンテナも見えない位に荒れ果てています。
コンテナの脇から入り、右側の崖下を進むと左手に写真のような石積みが崩れた場所があり、よじ登りグスク内に入る事が出来ました。
石積みの崩れた崖をよじ登った所です。城壁が北側の奥に伸びています。
グスク内より城門跡を見ました。傾斜地をグスク道が南へ伸びています。
城門跡の西側部分の城壁です。分厚く高さがあります。
現在、グスク内は写真で見るように足の踏み場もないないぐらいジャングル化しています。2015年1月撮影。
2014年3月の撮影で、敷地は会社のヤードのようで手入れされており写真のように草が伸びておらずきれいな状態です。
當間ビラを過ぎて、北西側から撮影した當間グスクの丘陵。2014年3月撮影。