伊原グスク入口
国道331号線沿いの「ひめゆりの塔」入口を過ぎて糸満向けに進むと、左側に病院「ひめゆりクリニック」があります。その入口向いの道路に右折して入り、約330m程進んだ先の左側に伊原グスクの入口階段があります。※2022年撮影
国道331号線を右折して進んだ先の左側に見える伊原グスクの入口階段。※2016年撮影
入口の階段です。2005年撮影で、階段脇に標柱がしっかりと残っています。
入口の右側の道路に入り、そこから撮影したものです。近くで農作業をしている人が休んでいたのか、魔法瓶とタバコが置いてあります。※2005年撮影
これは同じヶ所から11年後の2016年に撮影したもので、標柱が朽ち果て倒れており、時の流れを感じさせます。
階段を上がると小さな平場があり、右側に進むと石積み遺構が残っており、その先には一段と下がった広場が見受けられます。前面の崩れた石段跡のような斜面を登って行くとグスクの城門跡?らしきところに出ます。※2016年撮影
石段跡があるのか、ないのかハッキリと分からない状態の斜面。※2016年撮影
城門跡?手前から。※2005年撮影
城門跡?から入口の階段方面を見る。※2016年撮影
城門跡?全景。※2016年撮影
城門跡?と思われるヶ所。※2015年撮影
同じく、城門跡?と思われるヶ所の城壁遺構。※2005年撮影
城門跡?からグスク内に入った右側に拝所があり、線香等の燃えカスが見受けられます。未だに分からないのはグスクの各拝所横にある円形の石積み?。
城門跡?から見たグスク内。※2005年撮影
南側の割れ目
2005年に撮影した、南側の割れ目に沿って積まれた城壁です。写真の奥に割れ目に架けられた石橋のような岩があります。
同じ割れ目を2016年に撮影したもので、藪が酷くなっています。
同じく、割れ目の先に残る石積みです。
割れ目に沿って続く城壁。
石橋?
割れ目の反対側の岩山へ向かって架けられた石橋?、割れ目を塞いでその上に置かれたように見えます。さる大戦で崩れて傾いたのか・・・。
石橋?の先の岩山の石積遺構。石段があるような感じに見えます。※この岩山はグスクで一番高い位置にある事からアザナ(物見台)の可能性が高いと思いますが・・・。
同じく、岩山の石積遺構。この岩山の崖沿いにも低い石積みが現存するらしいが、残念ながら藪に覆われて入ることが難しい状況です。
岩山の西端の状況です。グスクの西側は急傾斜地のようになっています。2016年撮影
西側の城壁
西側の城壁で、崖沿いの露出した石灰岩を利用しながら城壁が積まれています。2016年撮影
同じく、西側の城壁です。
西側の城壁沿いの状況です。
グスクの入口階段を上がり、城門跡へと向かう斜面の右側にも城壁らしい石積みが見られます。
東側の城壁
城門跡?から東側の崖沿いに続く城壁で、この東側の城壁から北側へ続く城壁遺構がよく残っています。※2016年撮影
東側の城壁を外側から撮影。
同じ位置を、グスク内から撮影したものです。この主郭と思われる郭は平坦ではなく、複雑な傾斜地になっています。
グスク内からの撮影、城壁が原形を保っているのが分かります。
城壁の上からの撮影。東側の城壁は複雑な曲線を描いています。
東側の城壁下から見た断崖。
同じく、東側の城壁下の断崖。
同じく、東側の断崖。
東側と北側の城壁の境目で、コの字を描く様な城壁ヶ所です。※2016年撮影
同じく、コの字を描くヶ所です。
同上。
同じヶ所の拡大写真です。
東側と北側の城壁接点ヶ所です。
北側の城壁
北側の城壁で、ここもよく城壁が残っています。
北側の城壁そばから撮影した、コの字を描くヶ所。
グスク入口の右側
グスク入口の右側斜面は、露出した石灰岩で覆われています。
同じく、露出した石灰岩。
入口のコンクリート階段上は小さな広場になっており、右側の斜面や斜面下には石積み遺構が残っています。推測ですが、道路拡幅工事で郭が失われたのでは・・・。
コンクリート階段上の右側に残る石積み遺構。
同じく、石積み遺構。
同上。
右側斜面下の石積み遺構。
入口階段上の左側斜面一帯にも、右側斜面と同様に石積み遺構が残っています。下にも郭が存在したのであればスッキリしますが・・・。この伊原グスクは、丘陵の上下の郭とアザナ(物見台)からなる魅力的なグスクの可能性を秘めています。最後までお疲れ様でした。