グスクへの道標

沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に 出掛けてみませんか。


ロゴ画像

撮影:山田グスクの丘陵

沖縄県:恩納村位置図     

山田グスク


(ヤマダグスク・ユンタンザ(読谷山)グスク)
所在地:恩納村字山田

★グスクの概要

    ・史跡指定:国指定史跡

    ・築城者:  ?

    ・築城形式: ?

    ・標高:約20m~40m

    ・面積:   ?

    写真集を見る(64枚)


●山田グスクは、山田集落の東側に位置する琉球石灰岩丘陵の尾根先に築かれたグスクで、 その標高は約95m、周囲は断崖をなし、唯一弱点となる南の尾根筋には高い石垣を築いたとされ 要害堅固なグスクとなっています。グスクの下には、国頭方西海道が走り、その近くには 井戸や川・神アサギ等の史跡が点在し「古読谷山村」があった事を思わせています。
・「沖縄県国頭郡史」の中の山田グスク
山田グスクについて「沖縄県国頭郡史」の中で(山田城跡あり、琉球の楠木公と称せられ る護佐丸公父祖以来の居城にして今より四百七八十年前迄代々此に在りて北の勁敵を監視せ しが三山統一後盛春公至り城を座喜味に遷するに及びて廃墟に帰せり・・・・)と記載され ており、北山に対しての出城の一つであったと言われています。

※TOPの「お知らせのグスクの情報」を見る

案内地図

写真1

この山田グスクへは、2004年の2月以来3度訪れていますが、その都度入口を探せず引き返したものです。今回4度目にしてグスク内を見ることが出来ました。感無量です。

写真2

「護佐丸父祖の墓」への入口。

写真3

入口階段を上ると、やや左へカーブを描きながら墓への道が続いています。

写真4

「護佐丸父祖の墓」へ向かう途中、左側に墓の説明板が設置されています。グスク入口を探しながら進みます。

写真5

「護佐丸父祖の墓」の説明板前を過ぎると、全方に墓の入口が見えて来ます。入口を見落とさない様に注意しながら進みます。

写真6

「護佐丸父祖の墓」の手前にありました、それと分かるグスク入口です。丘陵に向かって伸びています。

写真7

いよいよグスクへ入ります。段差のある土手を乗り越えて進みます。

写真8

大きく右側に曲がっていて急勾配になります。先に墓らしきものが見えていますが、登りきったらグスク内です。

写真9

ついにグスク内に入れました。2004年以来4度目にしてです。心が踊ります。前方が⑧の郭になっています。

写真10

⑧の郭を通って行きますが、凸凹があり曲がりくねった小道を注意しながら進みます。

写真11

⑥の郭内部の通路ですが周囲に平坦性がありません。登り降りしながら進みます。草木が茂り城壁が見えません。

写真12

最初に目に飛び込んできた広場です。⑤の郭と思われますが、試堀調査が有りそうな感じです。

写真13

⑥の郭内部の広場でしょうか?周りにグスクの遺構らしき 物が見当りません。

写真14

⑥の郭から西側⑦の郭に向かって通路がありますので行ってみます 、崖側が開けています。

写真15

少し進むとパッと視界が開けて山田集落が見えます。この広場も試掘調査があるのか?地肌がむき出しになっています。

写真16

元の場所に戻り④の郭に向かいます、相変わらず凸凹の小道が蛇行しながら先に続いています。

写真17

④の郭に入ったようで先の方に大ガジュマルの木が見えて来ました、周囲は雑草や灌木で遺構の状況が分からない状態です。

写真18

山田グスク内部の撮影ヶ所で最も特徴的な大ガジュマルの木です 。この木が一番見栄えがします。

写真19

②の郭内の通路を通ってさらに奥に進みます。雑草や灌木がひどくなってきました。

写真20

通路に突き当たる様に野面積みの城壁が現れます。④と②の郭か②と①の郭の仕切りかハッキリ分かりません。

写真21

この場所は、山田グスク内部でも切石積みが見られる場所だと思います。①の郭は基壇とされており拝所でしょうか・・・・

写真22

大ガジュマルの背後に戻つて西側に周りこむと、根本に香炉が置かれた拝所があります。別のグスク入口からは此処に出ます。

神アサギ側からのルート


写真23

「護佐丸父祖の墓」の入口から西海道を北に向かい、神アサギのあるところに出ます。

写真24

神アサギ後方にグスク入口が開いています。この入口は前訪れた時に途中まで入ってみましたが藪が酷く引き返した地点です。

写真25

大ガジュマルの木の方からもう一つのグスク入口に出ました、説 明上写真は振り返り撮ったものです、まさか立入禁止とは・・

写真26

グスク入口から入り、少し進んで右側に曲がると左手の崖と岩の間にグスクへ続く道が見えます。

写真27

2mくらいの崖をロープにつかまりよじ登ったところです 、ここがグスクへ続く道の難所です、一人では来ない方がいいです。

写真28

グスクへは勾配のある道が蛇行しながら続いています。まだかまだかと思いながら進みます。

写真29    

やっと平場らしい所へ出ました、この先藪をぬければ大ガジュマルの木のある場所に出ます。

写真30

出ました大ガジュマルの木のある広場です。木の根子に香炉が置かれています。ざっと見た所拝所はここだけのように見えます。

写真31 width=

⑦と⑧の郭方面を見たグスクの内部です。このグスクは長年入れなかったせいか、入口の説明を長々としております。多くの方々が同じ思いをしている事だろうと思いますが、まともに入れるグスクではなく、グスク道に危険なヶ所があります。出来れば二人以上での来訪をお勧めします。訪れる方々が安全にグスクが探訪出来る様に願っています。


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