山田グスク一帯の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1947年1月29日に撮影された、山田グスク一帯の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。終戦直後の沖縄が見えます。覗いて見てはいかがでしょうか。
山田グスクの空中写真
山田グスク付近の拡大写真です。国道58号線がまだ開通してない頃の写真で、位置を探すのに手間取りました、それでも位置がずれている可能性もありますので参考程度に見て下さい。
山田グスクの拡大写真
山田グスクの拡大写真です。グスクの輪郭がハッキリとしないのが残念です。
案内地図
この山田グスクへは、2004年の2月以来3度訪れていますが、その都度入口を探せず引き返したものです。今回4度目にしてグスク内を見ることが出来ました。感無量です。
「護佐丸父祖の墓」への入口。
入口階段を上ると、やや左へカーブを描きながら墓への道が続いています。
「護佐丸父祖の墓」へ向かう途中、左側に墓の説明板が設置されています。グスク入口を探しながら進みます。
「護佐丸父祖の墓」の説明板前を過ぎると、全方に墓の入口が見えて来ます。入口を見落とさない様に注意しながら進みます。
「護佐丸父祖の墓」の手前にありました、それと分かるグスク入口です。丘陵に向かって伸びています。
いよいよグスクへ入ります。段差のある土手を乗り越えて進みます。
大きく右側に曲がっていて急勾配になります。先に墓らしきものが見えていますが、登りきったらグスク内です。
ついにグスク内に入れました。2004年以来4度目にしてです。心が踊ります。前方が⑧の郭になっています。
⑧の郭を通って行きますが、凸凹があり曲がりくねった小道を注意しながら進みます。
⑥の郭内部の通路ですが周囲に平坦性がありません。登り降りしながら進みます。草木が茂り城壁が見えません。
最初に目に飛び込んできた広場です。⑤の郭と思われますが、試堀調査が有りそうな感じです。
⑥の郭内部の広場でしょうか?周りにグスクの遺構らしき 物が見当りません。
⑥の郭から西側⑦の郭に向かって通路がありますので行ってみます 、崖側が開けています。
少し進むとパッと視界が開けて山田集落が見えます。この広場も試掘調査があるのか?地肌がむき出しになっています。
元の場所に戻り④の郭に向かいます、相変わらず凸凹の小道が蛇行しながら先に続いています。
④の郭に入ったようで先の方に大ガジュマルの木が見えて来ました、周囲は雑草や灌木で遺構の状況が分からない状態です。
山田グスク内部の撮影ヶ所で最も特徴的な大ガジュマルの木です 。この木が一番見栄えがします。
②の郭内の通路を通ってさらに奥に進みます。雑草や灌木がひどくなってきました。
通路に突き当たる様に野面積みの城壁が現れます。④と②の郭か②と①の郭の仕切りかハッキリ分かりません。
この場所は、山田グスク内部でも切石積みが見られる場所だと思います。①の郭は基壇とされており拝所でしょうか・・・・
大ガジュマルの背後に戻つて西側に周りこむと、根本に香炉が置かれた拝所があります。別のグスク入口からは此処に出ます。
神アサギ側からのルート
「護佐丸父祖の墓」の入口から西海道を北に向かい、神アサギのあるところに出ます。
神アサギ後方にグスク入口が開いています。この入口は前訪れた時に途中まで入ってみましたが藪が酷く引き返した地点です。
大ガジュマルの木の方からもう一つのグスク入口に出ました、説 明上写真は振り返り撮ったものです、まさか立入禁止とは・・
グスク入口から入り、少し進んで右側に曲がると左手の崖と岩の間にグスクへ続く道が見えます。
2mくらいの崖をロープにつかまりよじ登ったところです 、ここがグスクへ続く道の難所です、一人では来ない方がいいです。
グスクへは勾配のある道が蛇行しながら続いています。まだかまだかと思いながら進みます。
出ました大ガジュマルの木のある広場です。木の根子に香炉が置かれています。ざっと見た所拝所はここだけのように見えます。
⑦と⑧の郭方面を見たグスクの内部です。このグスクは長年入れなかったせいか、入口の説明を長々としております。多くの方々が同じ思いをしている事だろうと思いますが、まともに入れるグスクではなく、グスク道に危険なヶ所があります。出来れば二人以上での来訪をお勧めします。訪れる方々が安全にグスクが探訪出来る様に願っています。