グスクへの道標
沖縄本島のグスク案内サイト
沖縄の各地に残るグスクには、魅力的なグスクがたくさんあります。晴れた日には友達誘ってグスク探訪に
出掛けてみませんか。
撮影:北側の農道から見る与座グスクの丘陵。
与座グスク
(ヨザグスク、ハジシグスク)
所在地:糸満市字与座(小字比嘉原、上原)
★グスクの概要
●与座グスクは、与座集落の東方標高約90mの石灰岩丘陵に築かれたグスクです。現在、丘陵の東側
は、採石場となっており、断崖になっています。グスクへは、北側のビニールハウスの横から入ると
古墓や按司墓そして与座城の碑等がありますがグスク内へは入る事が出来ません。西側からも雑草を
かき分けながら丘陵に入りましたが灌木に覆われて全体像が分からない状態です。
・南山滅亡の1ページを飾る与座ヌ大主
伝承では、南山滅亡のきっかけとなった嘉手志川と中山の尚巴志の持つ金ビョウブとの交換の時、これを
強く進めた与座ヌ大主の居城と言われており、築城時期については、南山グスクの築城以前に築かれた
グスクと伝わります。
1945年与座の空中写真
「沖縄県公文書館所蔵資料」の中の1945年に撮影された、与座の空中写真です。現在、「沖縄県公文書館所蔵資料」の写真が公開されています。戦後の風景や政治を動かした大物政治家等が写っています。覗いて見てはいかがでしょうか。
与座グスク地形図
「今昔マップ」の米軍作成の地形図を参考に、与座グスクの地形図を作成してみました。おぼろげながらグスクの形状が見えるような気がします。又、鉱山の範囲がギリギリの所まであるのが分かります。
案内地図
与座グスクへは、北側のビニールハウスの横から入る方法と西側から入る方法がありますが、北側斜面は行止りで、西側も灌木に覆われて見通しがきかない状況です。
グスク道(北側)
北側の斜面には古墓や按司墓があり、与座グスクの碑等もありますが、丘陵の崖下で行止りでグスク内には入れません。西側も古墓や入口らしい所がありますが判然としない状態です。
農道を進んで行くと、ビニールハウスの入口があり、その向かいに丘陵に向かって入口が開いています。
ビニールハウス入口の道向かいに、丘陵に向かって広い入口が開いています。
ビニールハウス向かいの入口を入ると、右手に与座ヌル御墓、左手に按司墓への道が見えます。
右側にある与座ヌル御墓です。
左手の道を登っていくと、与座グスクと刻まれた碑と按司墓が見えてきます。
丘陵の崖下に按司墓があり、その手前に与座城と記された碑があります。崖上がグスクと思いますが登れませんでした。
西側のグスクへの道
地図の上では、この道がグスクの南側斜面の側を通っていますが残念ながら現在は雑木に覆われて通れない状況です。
西側の道
道路脇に人が通ったような跡があったので、勇気を出して草木をかき分けて進んだら斜面下の古墓前に出ました。
古墓の側に仕切る様な石積みがあり、乗り越えると円形状の石積みがあります。井戸の様に見えますが・・
井戸跡らしい所の斜面上に登ると石段跡みたいな所があり、その側に石積みが見られます。グスクの遺構だろうか?
階段らしき所を上がると平坦な広場になっています。周囲に遺構らしき物は見当たりません。
斜面を上ったところは、細長い広場になっており、その一段上がった広場に向かって階段らしのがあります。もしかしたらここが与座グスクか??
与座グスクの入口から見える遠景、遠くに当銘蔵グスクの丘陵が見えています。
アカチヂグスク チングスク 伊敷グスク 国吉グスク 上座グスク 真栄里グスク 大城森グスク 島尻大里グスク 与座グスク
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